フトダマ
フトダマとは
フトダマ(布刀玉命)は岩戸隠れの際に、さまざまな神聖な供物・神具を捧げ持った祭祀の神です。「布刀玉」は「太い霊(ふとたま)」を意味し、祭祀における物的な供え物の力を体現しています。忌部氏(いんべし)の祖神とされ、天孫降臨にも随伴した五神のひとりです。
主な神話エピソード
岩戸前での神具の奉持
アメノコヤネが祝詞を奏上する傍ら、フトダマは八咫鏡・八坂瓊曲玉・木綿・麻などを真榊の枝に取り付け、神聖な祭具として捧げました。アマテラスが岩戸から出てきた際には、岩戸の前に注連縄(しめなわ)を張って再び隠れられないようにしたとも伝えられます。
天孫降臨の随伴
ニニギの降臨に際して五神のひとりとして随伴し、地上での祭祀を整えた重要な神です。
ご利益
- 縁結び・開運:聖なる物を捧げ持つことで生まれる縁と運の加護
- 祈願成就:供え物の力によって祈りを神に届ける神徳