クシナダヒメ
クシナダヒメとは
クシナダヒメ(櫛名田比売)はヤマタノオロチの生贄になりかけていたところをスサノオに救われ、その妻となった女神です。「奇稲田姫」とも書き、稲田の精霊・農業の女神としての側面も持ちます。スサノオが詠んだ「八雲立つ…」の和歌は日本最古の和歌とされており、クシナダヒメとの愛の詩として語り継がれています。
主な神話エピソード
ヤマタノオロチの生贄
出雲に降り立ったスサノオが泣き声を聞いて訪ねると、老夫婦がクシナダヒメとともに嘆いていました。毎年八頭のヤマタノオロチに娘を一人ずつ食べられ、クシナダヒメが最後の一人になってしまったのです。スサノオはクシナダヒメを結婚の約束を交わして変身させ、醸した酒で大蛇を酔わせて退治しました。
日本最古の和歌
オロチを退治し、クシナダヒメと結ばれたスサノオは出雲に宮を構え、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」と詠みました。これが日本神話に記された最古の和歌とされています。
ご利益
- 縁結び:スサノオとの神話的な愛に象徴される縁の加護
- 安産・農業繁栄:稲田の神としての生命と豊穣の守護