オオナオビ
オオナオビとは
オオナオビ(大直毘神)は、イザナギの禊の際に穢れの神(ヤソマガツヒ)に続いて生まれた「直す・正す」神です。「大直毘」は「大きな直霊(なおひ)」すなわち強力な浄化・矯正の力を意味します。罪や穢れを正し、曲がったものを真っすぐに戻す神として、日本の祓いの思想の根本に位置する存在です。
主な神話エピソード
禊祓の体系化
イザナギの禊の場面において、穢れ(ヤソマガツヒ・オオマガツヒ)と浄化(オオナオビ・カムナオビ)が対として生まれたことは、日本の「罪と祓い」の思想の神話的な根拠となっています。穢れを除き、乱れた秩序を元に戻す力が神格化されたものです。
大祓詞との関係
古代から朝廷で行われた「大祓」の祝詞(のりと)では、罪穢れをナオビの神に正してもらうよう祈る文言が含まれており、今日の神社神道における祓いの根本神です。
ご利益
- 厄除け・罪穢れ祓い:禍を正す直霊の力による浄化
- 開運・病気平癒:穢れが除かれた後に訪れる本来の幸運の回復