出雲の縁結び——神在月に神様が集まる理由
神無月と神在月
旧暦の10月は全国では「神無月(かんなづき)」と呼ばれますが、出雲だけは「神在月(かみありづき)」と言います。
この月に日本中の八百万の神々が出雲大社に集まり、来年の縁(えにし)——人々の運命、特に男女の縁——を決める会議を開くとされています。
縁結びの神・オオクニヌシ
出雲大社に祀られるオオクニヌシ(大国主命)は、縁結びの神として有名です。しかし「縁結び」は男女の縁だけではありません。
- 人と人との縁
- 人と仕事の縁
- 人と物との縁
あらゆる「縁」を結ぶ神とされており、出雲大社には恋愛だけでなく、就活・転職・ビジネスの祈願に訪れる人も多いです。
神在祭の様子
神在月には出雲大社で「神在祭(かみありまつり)」が行われます。神々が滞在する約1週間、境内では「お忌み(おいみ)」と呼ばれる静粛期間が設けられ、境内での騒ぎや宴会は慎むしきたりがあります。
稲佐の浜(出雲大社から徒歩15分)では神々を迎える「神迎神事(かみむかえのしんじ)」が夜に行われ、幻想的な雰囲気を体験できます。
参拝のポイント
- 正式な参拝手順は「二礼・四拍手・一礼」(通常の神社は二拍手)
- 本殿のオオクニヌシは西向きに座っているため、本殿の横から拝むと向き合えるという説も
- 神在月(11月)に合わせて訪れると特別な雰囲気を体感できる